本人確認
2012年04月17日
こんにちは。菊地でございます。
日々の業務で頭を悩ますことの一つが本人確認です。
我々司法書士は、登記申請人からの委任を受けて、登記の申請をします。
具体的には、委任状にサインと捺印をいただいて、登記申請書に添付をします。
その際に、その方が間違いなく、登記簿に記載されている方であること、その方が確かにその登記申請をする意思があるかどうかをしっかりと確認しなければなりません。
原則的には、面談をして、面前で委任状にサインをいただくことになります。そうすれば、その際にいろいろなお話をしますから、間違いがおこることはありません。
やっかいなのは、本人に会えない場合です。遠方にお住まいの方、外国にお住まいの方、お仕事の都合で面談ができない方・・・いろいろなケースがあります。
その際には、やはりお電話やお手紙、メールなどで、しっかりとやりとりをして、面談をするときよりもかなり慎重に進めていく必要があります。また、登記に必要な、いわゆる権利証がないケースは、絶対に面談しなければなりません。面談をして、本人確認情報という書類を作成し、これを権利証の代わりにします。司法書士の職印を押して、書類を作成しますので、かなり気を使います。
権利証があろうとなかろうと、やっぱり原則は実際にお会いをして委任をいただくことが重要かなと思います。
来週は、東京まで本人確認に出かけます。まちがいはないケースだと思われますが、やはり初めてのお客様ですし、そう遠くもありませんので、足を運ぶことにしました。
一日仕事になりそうですので、パソコンを持参し、電車の中で仕事をしながら本人確認に向かいます。電車の中で、居眠りしないようにいってきます(笑)